「歯を守って、おいしく食事ができるように。そして、幸せに笑顔でいてほしい」。2026年10月5日の取材で、横須賀市のGoDentalClinic・鈴木豪院長は、診療で最も大切にしている思いをこう語りました。同院では、小児・成人の矯正治療やセラミック治療にも対応しています。ただ、治療そのものが目的ではありません。歯並びや口腔環境を整えることを、将来のむし歯・歯周病の予防や、食事を楽しめる毎日につなげていく。予防歯科を原点に持つ鈴木先生に、診療への考えと医院の取り組みを聞きました。
歯を治すことより、歯を守り続けること
日々の診療で、何より大切にしていることは何でしょうか。
鈴木先生 歯を守って、おいしく食事ができるようにしていくこと。そして、患者さんが幸せに、笑顔でいられることですね。むし歯を治すのはもちろん大事です。ただ、治療したら終わりではなく、そもそもむし歯や歯周病にならないようにすることが、もっと大切だと考えています。お口は全身ともつながっていますから、日頃からきれいに保ち、予防していくことを患者さんにもお伝えしています。
その考えは、矯正歯科にもつながっているのですか。
鈴木先生 そうですね。歯並びを整えることを、見た目だけの話としては考えていません。歯列やかみ合わせが整えば、お口を清潔に保ちやすくなる場合もあります。矯正を通じて予防につなげていきたい、という思いがあります。もちろん、矯正だけでむし歯や歯周病を防げるわけではありません。治療の後も、毎日のケアと定期的な確認が大切です。
子どもから大人まで、同じ装置を当てはめない
小児矯正については、どのような相談が多いのでしょうか。
鈴木先生 今、当院で矯正に通われている方は、大人よりもお子さんのほうが多いと思います。インビザライン・ファーストやプレオルソなどを使うこともありますし、口の周りの筋肉や使い方に目を向けた療法にも取り組んでいます。お子さんは成長の途中ですから、今の歯並びだけでなく、これからどう変化していくかも見ながら考える必要があります。
成人矯正では、複数のマウスピース矯正を扱っているそうですね。
鈴木先生 インビザライン、シュアスマイル、キレイラインなどを扱っています。どの装置でも同じことができるわけではないので、歯をどこまで動かしたいのか、抜歯が必要か、奥歯のかみ合わせはどうか、といった点から考えます。前歯を中心とした部分矯正が候補になる方もいれば、全体を整える必要がある方もいます。金額面のご希望も伺いながら、その方に合う方法をご説明しています。
小児矯正
成長段階を確認しながら、インビザライン・ファーストやプレオルソ、口腔周囲筋へのアプローチなどを検討。
成人矯正
インビザライン/シュアスマイル/キレイライン/ワイヤー矯正などから症例に応じて検討。
治療選択のポイント
歯の移動量・抜歯の必要性・かみ合わせ・費用や生活スタイルを総合的に確認。マウスピースで対応できない症例もあります。
最初の相談から、歯科衛生士が関わる体制
医院の診療体制にも特徴があると伺いました。
鈴木先生 初診では、まず問診やお口の清掃、相談から始めることが多いですね。歯科衛生士にも矯正のカウンセリングを担当してもらい、その後で私が入って診療する流れにしています。スタッフにはセミナーなどで学んでもらうこともありますが、私が一方的に「教育する」という感覚ではありません。意見も伝えてもらいながら、お互いに理解し合って診療を進めているチームだと思います。
デジタル機器は、どのように使い分けているのでしょうか。
鈴木先生 口腔内スキャナーは、iTeroとプライムスキャンの2種類を置いています。矯正で使う場面と、詰め物・被せ物のために型取りをする場面とでは、それぞれに向いている機械が違いますから、症例に応じて使い分けています。ほかにも歯科用CTやマイクロスコープ、セラミックの加工機を備え、院内で被せ物などを作れる体制を整えています。
予防を支える、日々の検査とケア
GoDentalClinicでは、唾液検査(SMT)による口腔内リスクの把握や、EMSエアフローによる清掃にも対応しています。歯並びを整えることだけでなく、日々の歯磨き、定期的な検診、清掃状態の確認も、歯の健康を守るうえで大切にしている取り組みです。
iTero
口腔内の形を立体的に確認
プライムスキャン
補綴物の型取り等に活用
CT・マイクロスコープ
必要な検査や処置に活用
矯正もメタルフリーも、目指すのは「その後」
矯正以外にも、ノンメタル治療に力を入れたいと話されていました。
鈴木先生 金属を使わない選択肢を持つことも、お口の健康を考えるうえで大切だと思っています。当院ではセラミックなどの治療も行っています。ただ、きれいに仕上がることだけがゴールではありません。お口の状態やかみ合わせに合う方法を選び、治療した歯をその後どう守るかも含めて考えていきたいですね。
お口だけでなく、全身の状態にも目を向けるのはなぜですか。
鈴木先生 大学病院では、全身に病気を抱えている方の歯科治療にも携わってきました。お口のことだけを切り離して考えるのではなく、身体の状態や服用している薬なども把握したうえで診療したいと思っています。必要に応じて医科とも連携し、患者さんが長く健康でいられることを支えていきたいです。横須賀で、長く頼れる医院を目指して医院公式サイトによると、祖父は横須賀で歯科医師、父は現在の医院の場所で循環器内科医として診療していました。鈴木先生自身も大学病院で一般歯科に加え、有病者の歯科治療に携わった後、2023年に地元・横須賀で開院。お口と全身の両面から地域の健康を支えたい、という思いが診療につながっています。
編集部より
「きれいな歯並び」の、その先へ。取材で印象に残ったのは、装置や設備の話をしているときも、視線の先がいつも「歯を守ること」に向いている点でした。子どもの成長に合わせた矯正、成人の治療選択、メタルフリー、スタッフとの協働。それぞれが「長く食事を楽しみ、笑顔で暮らす」という一つの目標につながっています。
矯正・審美治療を検討する方へ
以下は鈴木先生の取材発言ではなく、2026年10月13日に医院公式サイトを確認し、編集部が整理した補足情報です。すべて税込の掲載金額で、項目を単純に足して治療総額を算出したものではありません。
| 治療・項目 | 料金(税込) |
|---|---|
| インビザライン(成人) | 902,000円 |
| シュアスマイル | 660,000円 |
| インビザライン・ファースト(小児) | 385,000円 |
| 小児マウスピース | 165,000円 |
| MTM部分矯正 | 22,000円〜 |
| オールセラミックス・インレー | 49,500円 |
| オールセラミックス・クラウン | 66,000円 |
費用・期間の確認ポイント
矯正治療は原則として自由診療です。公式サイトには矯正の初診3,500円、再診3,300円、リテーナー22,000円などの項目もあります。インビザラインの期間目安は約半年〜3年、通院は約2か月に1回。実際の総額・期間・通院回数は、診断内容や追加処置によって異なります。
主なリスク・副作用
歯の移動に伴う痛み・違和感、装着時間不足による治療の遅れ、追加装置の必要性、適応できない症例、装置の紛失・破損、清掃不十分によるむし歯・歯周病リスク等があります。セラミック治療では、歯を削る必要や欠け・破折が起こる場合があります。
マウスピース矯正装置の承認等について
一部の装置は日本の薬機法に基づく承認を受けておらず、副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。入手経路、国内の代替法、海外での安全性情報などは医院公式サイトの各装置の説明をご確認ください。
お話を伺った先生
鈴木 豪 先生
医療法人財団新医会 GoDentalClinic 院長
「心と身体の両面から健康を考える」という理念のもと、予防歯科、矯正歯科、一般歯科、有病者歯科など幅広い診療に取り組む。
経歴 医院公式サイト掲載
経歴(医院公式サイト掲載)
- 勤務・助教
- 岩手医科大学 高度先進保存科予防歯科学講座
- 管理者
- 医療法人社団友康会 あかしや歯科医院
- 講師(非常勤)
- 岩手医科大学附属病院 高度先進保存科・予防歯科学分野
- 開業
- 医療法人財団新医会 GoDentalClinic
所属学会等 医院公式サイト掲載
所属学会等
日本歯科口腔衛生学会/日本歯科管理学会/日本有病者歯科学会
医院公式サイトの表記
医療法人財団新医会 理事/インビザライン認定医
医院基本情報
- 医院名
- 医療法人財団新医会 GoDentalClinic
- 住所
- 〒238-0007 神奈川県横須賀市若松町3-10
- アクセス
- 京急「横須賀中央駅」徒歩数分
- 電話番号
- 046-822-0978
- 診療時間
- 月・水・木・金 9:00~13:00/14:30~18:30
土曜 9:00~13:00 - 休診日
- 火曜・土曜午後・日曜・祝日
- 公式サイト
- www.go-dental.jp